出演者プロフィール

宝井琴鶴

講談

Takarai Kinkaku

“Kodan” storytelling

出演プログラム:5月20日(土) 神楽坂楽座〜講釈場

中学生の頃より宝井講談修羅場塾にて講談に親しみ、2006年 宝井琴星に入門。2019年 真打に昇進し五代目宝井琴鶴を襲名。東京都内の寄席や地域寄席に出演のほか、各地で講談教室を催すなど普及活動をも積極的に行う。持ちネタは150以上、古典講談から新作まで幅広く取り組んでいる。また出版物も多数執筆しており、著書に『おやこで楽しむ講談ドリル』などがある。

藤髙りえ子

筑前琵琶

Fujitaka Rieko

“Chikuzen biwa” Five-stringed Japanese lute

出演プログラム:5月20日(土)神楽坂楽座〜講釈場

古典弾き語りや現代邦楽の演奏、現代語によるオリジナル作品の創作などに取り組み、ソロライブから学校公演、異ジャンルとのコラボレーションなど幅広く活動中。第5回東京邦楽コンクールにて日本現代音楽協会賞受賞。第15回くまもと全国邦楽コンクールにて優秀賞受賞。NHK邦楽オーディション合格。国立劇場主催の現代邦楽公演やNHK FM、Eテレの邦楽番組に出演。日本音楽集団の団員として国内各地および海外での公演に参加。

神田山緑

講談

Kanda Sanryoku

“Kodan” storytelling

出演プログラム:5月20日(土) 神楽坂楽座〜講釈場

2005年 神田すみれに入門。2018年 芸歴12年の最短で真打昇進。中野区・哲学堂公園にて毎月「哲学堂辻講釈」「怪談の夕べ」を開催。また清泉女子大学などで講師を務める他、全国各地で「講談教室」を設立し生徒数は300名を超えるなど、積極的な普及活動も行う。2021年 敬愛大学客員教授。 各種メディアでMCを務め、講演会、企業研修、学校寄席など幅広く活動している。NHK「劇画怪談」NHKラジオ「講談師神田山緑の怪談ばなし」出演。

東家一太郎 + 東家美

浪曲

Azumaya Ichitaro + Azumaya Mitsu

“Rokyoku” storytelling

出演プログラム:5月20日(土) 神楽坂楽座〜講釈場

2007年 二代目東家浦太郎に入門。2008年 初舞台。2013年 浅草木馬亭にて年季明け披露。浅草木馬亭での毎月の浪曲定席出演ほか、自身の勉強会、自主公演「いち・かい」などで精力的に活動。NHKラジオ「浪曲十八番」、NHKテレビ「浪曲特選」などに出演。一般社団法人 日本浪曲協会理事。相三味線(曲師)東家美との息の合った掛け合いで、 古典だけに留まらず「シートン動物記~オオカミ王ロボ」などの新作浪曲で、浪曲の魅力を知らない世代にも親しまれる芸を目指している。2018年、平成30年度 文化庁芸術祭 新人賞(大衆芸能部門)を受賞。

芳村伊十冶郎連中

長唄

Yoshimura Isojiro Troupe

“Nagauta ”music

芳村辰三郎/杵屋巳津二朗(唄)
芳村伊十冶郎/今藤龍市郎(三味線)

出演プログラム:5月20日(土) ことほぎライブ

芳村伊十冶郎
東京生まれ。芳村伊十七に師事。1999年、分家11代目芳村伊四郎より、芳村伊十冶郎の名を許される。以後、長唄三味線方として国立劇場・歌舞伎座などにおける演奏会・舞踊会・歌舞伎公演を中心に活躍。2018年、国立劇場主催「明日を担う新進の邦楽・舞踊鑑賞会」に抜擢される。アーツカウンシル東京・日本芸能実演家団体協議会「キッズ伝統芸能体験」主任講師を務めるなど、普及活動にも力を注いでいる。

清元成美太夫連中

清元節

Kiyomoto Shigemidayu Troupe

“Kiyomoto-bushi” music

清元成美太夫/清元延栄佳(浄瑠璃)
清元美十郎/清元美一郎(三味線)

出演プログラム:5月20日(土) ことほぎライブ

清元成美太夫
父、清元梅寿太夫に師事。四歳で国立劇場にて初舞台。高校、大学は学業に専念し、2010年 父の前名「清元成美太夫」を清元流家元四世清元梅吉師より許されて襲名。日本舞踊協会公演、国立劇場主催公演、歌舞伎公演、NHKへの出演を重ねている。また荻江節を荻江寿海、小唄を田村成美の名にて活動中。

清元美十郎
高校時代に邦楽に魅せられた後、清元三味線方・清元美治郎に入門。2001年 「清元美十郎」を七世宗家清元延寿太夫師より拝名。以降、邦楽演奏会や歌舞伎、日本舞踊の舞台等で活動。また東明節を東明潮に師事。2023年 国立劇場主催「明日をになう新進の邦楽舞踊鑑賞会」に出演。

清元延栄佳
小唄にて文化庁新進芸術家国内研修生となり、清元を清元栄吉に師事。のち、清元宗家高輪会社中名執となる。東京藝術大学邦楽科山田流箏曲専攻卒業。現在は千紫巳恵佳として小唄を中心に、清元節、東明節、一中節の演奏活動を、舞踊会、ラジオ録音、各種演奏会などで展開中。

清元美一郎
2010年 清元三味線方・清元美治郎に入門。2013年「清元美一郎」の名を許され、同年12月 歌舞伎座「落人」にて歌舞伎初舞台。以降、歌舞伎や日本舞踊、邦楽演奏会等に出演を重ねている。また、端唄を根岸悦子、西英輔に師事。根岸悦之輔としても活動。

若獅子会

邦楽囃子

Wakazishikai

“Hogaku Hayashi” Japanese traditional percussion

出演プログラム:5月20日(土) ことほぎライブ/毘沙門天・夜会

同世代の邦楽囃子方が〈伝承・普及・創造〉を旨に、流派を超えて2006年に結成。同年、第一回 若獅子会公演を中央区立日本橋公会堂(日本橋劇場)にて開催以後ほぼ毎年自主公演を重ねる。創作囃子曲を収録したCDをリリース、日本舞踊家集団「弧の会」とコラボレーション、文化庁「文化芸術による子供育成推進事業」(巡回公演事業)をはじめとする学校での公演等、邦楽囃子方が主体となり邦楽囃子の新しい可能性を追求している。2016年、 オリジナル楽曲『若獅子Ⅰ』が、邦楽の伝統を踏まえた優秀な創作作品に贈られる「中島勝祐創作賞」を受賞。2018 年、(公財)日本文化藝術財団より「創造する伝統賞」を受賞。

平家語り研究会

平家琵琶 × 三味線 × 箏 × 胡弓

菊央雄司/田中奈央一/日𠮷章吾

The Heike Narrative Research Society

“Heike biwa” Four-stringed Japanese lute × Shamisen × “Sou” Japanese harp × “Kokyu” Japanese fiddle

出演プログラム:5月20日(土)芸能道しるべ

「平家」とは『平家物語』を琵琶の伴奏で語る音楽種目の名称。平家語り研究会は、当道の伝統を守って盲人に伝承された平家を、高い芸術性と確かな技術をもって次世代に伝えることを目的に活動中。武蔵野音楽大学教授 薦田治子の主宰する当道音楽保存会の呼びかけに応じ、菊央雄司・田中奈央一・日𠮷章吾の3名が2015年2月に活動を開始。文化庁の委託も受け、現在まで6回の主催公演を開催のほか、京都市立芸術大学・東京藝術大学・浜松市楽器博物館・国際伝統音楽協議会・清栄会・日本三曲協会・日本製鉄文化財団・スイス高等音楽院などからも招聘され、日本の芸能に大きな影響を与えた音楽作品としての『平家物語』の紹介普及にも努めている。

観世九皐会

Kanze Kyuko Kai

Noh

出演プログラム:5月20日(土)芸能道しるべ

能楽・観世流シテ方の演能団体。明治時代に観世銕之丞家より分家した観世清之を初代とし、現当主は、四代目 三世観世喜之。全国各地に門弟がおり、約40名のプロの能楽師が所属、全国各地で能楽の公演を行っている。神楽坂・矢来町の矢来能楽堂(国の登録有形文化財)を所有し、毎月第二日曜日の定例公演のほか、初心者向けの公演や、学校公演にも取り組み、幅広い世代に向けて能楽の普及にも取り組んでいる。

神楽坂芸者衆

立方:はる菜/小陽(こよう)/ひな乃/和香
地方:眞由美(唄)/㐂よ乃(三味線)/福子(鳴物)

Kagurazaka Geisha Ladies

出演プログラム:5月20日(土) お座敷ライブ

江戸後期、寺社町に牛込花街として開けた神楽坂花柳界は、町の発展と共に隆盛した。関東大震災の被害が少なかった神楽坂は東京随一の繁華街となり、戦前に最盛期を迎えた。現在では数少なく残る東京六花街の一つとして、約20名の芸妓が芸の向上に努めている。地域の文化イベントと連携したり、年に一度、芸者衆の踊りの会「神楽坂をどり」(新宿区地域文化財認定)を開催し、日頃の技芸を披露している。

柳亭小燕枝

落語

Ryutei Koenshi

“Rakugo” storytelling

出演プログラム:5月20日(土) お座敷ライブ

東京都出身。玉川大学卒業後、広告代理店に勤務したのち、2007年 柳亭市馬に入門。2008年 柳亭市也として前座。2012年 市也改メ市弥で二ツ目昇進。2022年9月 真打に昇進し「八代目 柳亭小燕枝」を襲名。出囃子「春藤」。趣味は散歩・麺類紀行。ブログ「いちやづけ」。テレビ出演:news every.(日本テレビ)/笑点特大号 若手大喜利メンバー(BS日テレ)ほか。一般社団法人 落語協会所属。

林家花

紙切り

Hayashiya Hana

Peper Cutting Act

出演プログラム:5月20日(土) お座敷ライブ

1995年 紙切りの林家今丸に入門。大手生命保険会社のOLの傍ら修行を積み、ホテル等での紙切りの仕事を始める。2007年 紙切りに専念するため落語芸術協会の前座となり、翌2008年 寄席デビュー。寄席300年の歴史で初の女性紙切りとなる。数々の海外公演に参加。また、NHK、テレビ朝日など数多くの番組に出演するなど、熱い注目を集めている。公益社団法人落語芸術協会所属。

鶴賀若狭掾一門

新内節(新内流し)

鶴賀伊勢吉/鶴賀伊勢一郎/鶴賀伊勢四郎/鶴賀伊勢孝太夫/鶴賀㐂代丸/鶴賀㐂代也

Tsuruga Wakasanojo shamisen Troupe

“Shinnai-bushi” music

出演プログラム:5月20日(土)21日(日)神楽坂路上界隈 新内流し

鶴賀伊勢吉
神楽坂在住の江戸浄瑠璃・新内節の人間国宝 鶴賀流十一代目家元 鶴賀若狭掾、その三味線方として鶴賀若狭掾の海外公演に30ケ国以上参加するなど幅広く活動するも、近年は浄瑠璃方として活躍し、分家家元として独立。

鶴賀伊勢一郎
NHKFM、TV出演、国立劇場主催邦楽演奏会、歌舞伎公演、異ジャンルとのコラボレーションをはじめ国内のさまざまな舞台で活躍中。

宝槌会

城端庵唄

Hotetsu Kai

Johana folk performing art of Nanto City, Toyama Prefecture

出演プログラム:5月20日(土) 神楽坂路上界隈 城端曳山祭〈庵唄〉/毘沙門天・夜会/5月21日(日)神楽坂路上界隈 城端曳山祭〈庵唄〉

富山県南砺市城端で毎年5月4日・5日に開催される城端神明宮春季大祭の「曳山祭」(国指定・重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産)。約300年の歴史を有し、絢爛豪華な曳山に加え、著名な歴史的料亭を模した庵屋台の中で地元有志たちにより唄われる庵唄は、江戸情緒豊かな端唄の流れを汲む。三味線、篠笛による演奏も、地域的特色が加味され高い評価を得ている。今回も城端六町の中から東下町の若連中「宝槌会・たから連」を招聘。

藤山大樹

手妻

Fujiyama Taiju

“Tezuma” Japanese classical magic

出演プログラム:5月20日(土) 毘沙門天・夜会

江戸時代に隆盛を極めた日本古典奇術(手妻・和妻)の数少ない継承者。2010年に手妻の大家 藤山新太郎に師事して手妻師の道を歩み始める。2019年、令和元年度 文化庁芸術祭において日本マジック界歴代最年少で「芸術祭賞」を受賞。 その功績と海外活動での実績が認められ、2021年には公益社団法人日本奇術協会より日本奇術界で最も名誉ある「松旭斎天洋賞」を受賞。NHK WORLDで、ドキュメンタリーが放送されるなど「伝統の新しい形」をテーマに繰り広げられるパフォーマンスは、日本国内にとどまらず世界中で注目されている。世界10ヶ国、20都市以上に出演。「受け継がれた手妻を次の100年に残す」という思いを胸に、世界中に日本の伝統文化を伝えている。

本條満留ひで + 本條秀英二

江戸端唄

Honjoh Maruhide + Honjoh Hideeiji

“Edo Hauta” music

出演プログラム:5月20日(土) 毘沙門天・夜会

本條満留ひで(唄)
2012年より俚奏楽・端唄・民謡を本條秀太郎に師事。幼いころより民謡(唄・三味線)を始め、1979年 ポリドールレコードより「津軽塩釜甚句」「津軽願人節」でデビュー。現在ステージ・各メディアにて活躍中。

本條秀英二(三味線)
1991年 アメリカ・ロスアンゼルスに生まれ。幼いころより長唄三味線を始め、桐朋学園芸術短期大学にて日本音楽を専攻し卒業。現在、 俚奏楽・端唄・民謡・現代音楽を本條秀太郎に師事。2023年第1回三味線リサイタル開催。

マドモアゼル・シネマ

コンテンポラリーダンス

Mademoiselle Cinema

Contemporary dance

出演プログラム:5月20日(土) 毘沙門天・夜会

少女期の記憶・女性の日常の物語を紡ぐダンス集団。神楽坂セッションハウスの劇場付きカンパニーとして(主宰・伊藤直子)、国内外へダンスを届ける「旅するダンス」を展開中。低い重心から繰り広げられる自在な動きと、衣裳・美術から醸し出される物語性が相まって”現代の日本女性の身体性を前面に押し出した舞踊”と評価されている。2008年、平成20年度 文化庁芸術祭新人賞を受賞。2011年 ポーランドグリフィノ国際演劇祭にて観客賞を受賞。2017年 メキシコ・エチオピアより招聘され、2つの海外公演を敢行、好評を得た。他、仏・独・ブルガリア・オーストリア・ルーマニア・ポーランド・ポルトガル・韓国など、各地で公演活動を展開。

神田松麻呂

講談

Kanda Matsumaro

“Kodan” storytelling

出演プログラム:5月21日(日) 神楽坂楽座〜講釈場

1991年 東京生まれ。俳優を目指し、劇場のスタッフ経験もある異色の経歴をもつ。2018年 現在人間国宝の三代目神田松鯉に入門。2022年9月 落語芸術協会の二ツ目に昇進。2023年より、高座のみならず劇作家・演出家・映画監督など異ジャンルで活躍するゲストとのアフタートークも楽しめる構成で展開する「maroシアター」を開催し、講談の普及にも取り組んでいる。多くの人々にとって「明日への糧」となるような高座を目指して数多くの寄席や講談会で研鑽を積む、将来を嘱望される若手講談師である。

久保田晶子

薩摩琵琶

Kubota Akiko

“Satsuma biwa” Four or five-stringed Japanese lute

出演プログラム:5月21日(日) 神楽坂楽座〜講釈場

平家物語などの古典曲の演奏を基本に、琵琶ならではの表現を求め国内外で積極的に活動。民話や落語を原作としたオリジナル曲の作詞作曲。琵琶二人語りや人形芝居とのコラボレーションなど新しい表現にも挑戦。日本音楽集団やアンサンブル室町など現代邦楽アンサンブル団体でも活躍。アニメ音楽や大河ドラマなどの録音、劇中音楽の演奏も多数。国外での演奏も数多く行っている。武満徹作品のソリストとして海外オーケストラと共演。2019年第56 回琵琶楽コンクール第一位、文部科学大臣賞受賞。

田辺銀冶

講談

Tanabe Ginya

“Kodan” storytelling

出演プログラム:5月21日(日) 神楽坂楽座〜講釈場

幼少より“髭の講談師”田辺一鶴に入門。高校卒業後、数々の海外遊学を敢行し、師没後2010年、母・田辺鶴瑛門下へ。2021年 真打昇進。古典講談と共に数々の新作講談を口演。代表作は一鶴譲りの「東京オリンピック」や自身のオリジナル「講談・古事記」シリーズ。講談文化の価値を今に発信するべく、講談以外のジャンルでも言葉をベースにした様々な試みに積極的に挑んでいる。

竹本京之助 + 鶴澤賀寿

義太夫節

Takemoto Kyonosuke + Tsuruzawa Kazu

“Gidayu-bushi” music

出演プログラム:5月21日(日) 神楽坂楽座〜講釈場

竹本京之助(太夫)
東京都出身。舞台女優活動中に竹本駒之助(人間国宝)の義太夫節に出会い入門。2006年 国立演芸場にて初舞台。以降、定例公演「女流義太夫演奏会」、若手演奏会等に出演。2015年 義太夫協会新人奨励賞受賞。2022年 国立劇場主催「明日をになう新進の舞踊・邦楽鑑賞会」に出演するなど、華のある舞台に期待が寄せられている。また、文化庁「文化芸術による子供育成推進事業」(巡回公演事業)等、ワークショップほか次世代への普及活動にも積極的に取り組んでいる。

鶴澤賀寿(三味線)
大阪府出身。1996年 義太夫教室第四十八期修了。1997年 竹本駒之助に入門。1998年 国立演芸場『釣女』の大名役で初舞台。以降、定例公演「女流義太夫演奏会」、若手演奏会等に出演。2004年 義太夫協会新人奨励賞受賞。「物語としての義太夫節」に着目した解説や、初心者・子供・外国人等への義太夫節の普及活動を積極的に行っている。文化庁「文化芸術による子供育成推進事業」(巡回公演事業)に出演。海外公演は、ひとみ座乙女文楽ロシア公演、八王子車人形ロシア公演、ワシントン・ニューヨーク桜まつり百周年記念公演に参加。

お囃子プロジェクト

邦楽囃子 × サクソフォン × アコーディオン × スーザフォン

望月秀幸/望月左太寿郎/福原友裕(邦楽囃子)
江川良子(サクソフォン)
大口俊輔(アコーディオン)
木村仁哉(スーザフォン)

OHAYASHI PROJECT

”Hogaku Hayashi” Japanese traditional percussion × Saxophone × Accordion × Sousaphone

出演プログラム:5月21日(日) 神楽坂芸能めぐり 街角ライブ

日本舞踊や歌舞伎等、伝統芸能の舞台で活躍する邦楽囃子。その魅力をより多くの人に伝えるべく望月秀幸と望月左太寿郎が立ち上げたユニット。ライブ毎に多彩なジャンルのゲストプレーヤーと共に、古典曲は言うまでもなく民謡、ポップス、洋楽、ジャズ、オリジナル曲などを様々なアレンジと演出で展開する「お囃子エンターテイメント」をコンセプトに、2010年以降、数々のライブを継続中。2019年、国立劇場主催「明日をになう新進の舞踊・邦楽鑑賞会」に選抜される。今回は、邦楽囃子・笛方の福原友裕、サクソフォン・江川良子、アコーディオン・大口俊輔、スーザフォン・木村仁哉が参加する。

Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble

雅楽(笙 + 篳篥 + 笛)

​真鍋尚之/永井大志(笙)
三浦元則/春日るり子(篳篥)
太田豊/纐纈拓也(笛)

Gagaku (“Sho” Japanese mouth organ + “Hichiriki” Japanese oboe + “Fue” Japanese flute)

出演プログラム:5月21日(日) 神楽坂芸能めぐり 街角ライブ

雅楽演奏家の真鍋尚之の呼びかけにより東京藝術大学・國學院大学・天理大学で雅楽を学んだ若手演奏家を集め、千年以上の歴史を持つ日本の伝統音楽である雅楽を世界に伝え、理解を図ることを目的に2020年9月結成。公共ホール自主事業公演、学校でのワークショップや鑑賞会、雅楽教材作成などの普及活動、また能舞台、寺院境内、遺跡などの異空間における演奏など、実験的かつ意欲的な試みを重ねている。

セ三味ストリート

津軽三味線パフォーマンス

Seshami Street Boys

Tsugaru shamisen performance

出演プログラム:5月21日(日) 神楽坂芸能めぐり 街角ライブ

「見せる & 笑える津軽三味線」を目指し、ピエール小野と虎見康豊が大道芸人として活動を展開中。大道芸で鍛え上げられた技とトークは、国境を越えて幅広い世代の支持を得ている。津軽三味線演奏家として研鑽を積みつつも、前例のない“肉体派津軽三味線パフォーマー”として唯一無二の存在。各地の大道芸フェスティバル他、テレビ出演、ステージショー等で活躍。

上條充

江戸糸あやつり人形

Kamijo Mitsuru

The Edo marionette group

出演プログラム:5月21日(日) 神楽坂芸能めぐり 街角ライブ/子ども広場

上條充による江戸糸あやつり人形。11代結城孫三郎の元で修行の後、1992年に独立し、日本独自の糸あやつり人形の魅力を広く知ってもらうため大道芸に出る。十本を超える糸と「手板」という道具であやつる独自の構造を持ち、繊細で表情豊かな動きが特徴。生命感あふれる息遣いを生み出す日本独自の人形芝居。多数の海外公演のほか、横浜にぎわい座などの寄席やイベントに出演。

般若帝國

尺八

HAN’NYA TEIKOKU

“Shakuhachi” Banboo flute

出演プログラム:5月21日(日) 神楽坂芸能めぐり 街角ライブ

尺八演奏家、元永拓・小湊昭尚・岩田卓也による尺八トリオとして2002年に結成。比類なきアグレッシブなステージで観客を魅了する。2006年、ニューヨークとシカゴにて公演を実施し好評を博す。邦楽ジャーナル・JASRAC主催による「日本の音フェスティバル(東京・福島・長野・岡山)」など、全国各地での音楽イベントやコンサートなどにゲスト出演する他、主催公演も実施。メンバーによる作曲・編曲や作曲家への委嘱などにより約30曲の尺八三重奏曲を世に出し、中でも代表作である「Breathtical Metal」(大塚茜作曲)は、全国にある大学の邦楽サークルでも演奏され、現代の尺八アンサンブルを牽引している。メンバーは、全国邦楽コンクールにて最年少で最優秀賞・文部科学大臣奨励賞、日本伝統文化振興財団賞、国際尺八コンクール優勝、文化庁より東アジア文化交流使に任命されるなど、国内外で高く評価されている。2006年CDアルバム「完全犯罪」、2022年には「墨色」をリリース。

輝 & 輝 × 金刺敬大

津軽三味線 × 和太鼓

KiKi × Kanazashi Keita

Tsugaru shamisen × “Taiko” Japanese drum

出演プログラム:5月21日(日) 神楽坂芸能めぐり 街角ライブ

輝&輝
2008年 白藤ひかり、武田佳泉により結成された津軽三味線ユニット。異なる流派で培ってきたそれぞれの個性が重なり合い、「民謡」を大切にしながら様々な音楽ジャンルを取り入れたアレンジ楽曲やオリジナル曲を次々に発表し、輝&輝ならではの音楽を確立。津軽三味線ならではの迫力と女性らしい繊細さを兼ね備えた表現で、オリジナリティ溢れるライブを各地で展開し、各方面より高い評価を得ている。白藤ひかり、武田佳泉共に、津軽三味線の全国競技大会で日本一になった経験を持つ。2015年、ももいろクローバーZ「桃神祭」にてももクロ和楽器隊に参加。コンサートやイベント企画、YouTube配信などの映像編集もセルフプロデュースするなど、幅広く活動を展開中。

金刺敬大
11歳より、東京下町の地元の祭りで太鼓を打ち始め、祭礼やイベントなど数多く出演。2001年、3兄弟での和太鼓ユニット”は・や・と”としてプロデビュー。以降、ソロ活動も併せて、国内外に活動のフィールドを広げている。日本舞踊や歌舞伎囃子、剣道の要素を取り入れた繊細さと大胆さを併せ持つ情熱的なパフォーマンスは、業界でも唯一無二の「品格」のあるパフォーマンスと評価されている。

渋谷画劇団

紙芝居

Shibuya gagekidan

Picture cards show

出演プログラム:5月21日(日)子ども広場

紙芝居の可能性を広げている紙芝居師と漫画家の集団「渋谷画劇団」。日本だけではなく世界各国で紙芝居を行い、各地を盛り上げ話題となっている新世代紙芝居を展開。お客様と一緒になって進めていく迫力ある口演を手がけている。

邦楽二.〇

ギター × 箏 × 三味線

HOGAKU 2.0

Guitar × “Sou” Japanese harp × Shamisen

出演プログラム:5月21日(日) 神遊びライブ

渥美幸裕(ギター)
日本の伝統音楽を、ギターを通して現代にアップデートし、その魅力を世界に伝え、次世代へ継承するプロジェクト、「邦楽ニ.〇」主宰。伝統音楽の様々な音楽的仕組みから「Japanese Guitar」の開発、新日本音楽の作曲に取り組む。京都を制作拠点とし、これまでに、祇園宮川町の芸妓、文楽座、天台声明など、様々な邦楽、民謡の演奏者と共演し、古典曲を編曲。2021年には、自身の作品「花鳥風月」、「京」が世界12ヶ国のiTunes・Apple Musicのインストゥルメンタル部門で1位を獲得。2022年、津軽三味線の「小山豊」率いる「東京民謡倶楽部」、奄美民謡の唄者である「前山真吾」の作品「AMAMISM」をプロデュース。

山内彩(箏/三味線)
京都生まれ。9歳より箏を、13歳より三絃を始める。大谷祥子に師事。東京藝術大学音楽学部邦楽科箏曲生田流専攻卒業。2016年 全国邦楽合奏協会邦楽コンクール邦楽合奏協会賞・金賞を併せて受賞。2017年 福井県福井県音楽コンクール文化協議会賞・福井県知事賞を受賞するなど、若手演奏家として注目を集めている。

岡村秀太郎(箏/三味線)
東京生まれ。佐野奈三江、箏曲地歌演奏家である父・岡村慎太郎に箏・三絃を師事。地歌胡弓を菊央雄司に師事。第26回おかやま全国高校生邦楽コンクール奨励賞。箏とEDMを掛け合わせたサウンドと映像で、現在YouTubeチャンネル登録者36万人を超えた「TRiECHOES」チームで箏の総合監督を行う。東京藝術大学邦楽科邦楽科箏曲生田流専攻卒業。

異文化弦楽団

胡弓 × 二胡 × ガドゥルカ × チェロ × パーカッション

Cross‐cultural strings

“Kokyu” Japanese fiddle × “Erhu” Chinese fiddle × “Gadulka” Bulgarian fiddle × Cello × Percussion

出演プログラム:5月21日(日) 神遊びライブ

木場大輔(胡弓)
日本の擦弦楽器・胡弓の希少な専門奏者。古典曲の演奏からオリジナル曲の作曲と演奏、異ジャンルとの共演、楽器の開発等、胡弓の独奏楽器としての可能性を追求する。(写真©TAKUMI JUN)

沈琳(二胡)
中国揚州市出身。2005年に日本に演奏家及び二胡講師として来日。横浜を拠点に日本国内、アジア諸国で幅広く演奏活動を行う。二胡教室を各地で主宰し普及活動にも取り組んでいる。

ヨルダン マルコフ(ガドゥルカ)
ブルガリアの擦弦楽器・ガドゥルカの中心地であるトラキア地方のノヴァ・ザゴラ市出身。2006年に来日後、幅広い演奏活動を通して日本にブルガリア音楽を紹介している。

平山織絵(チェロ)
15才よりチェロを始め、音楽大学卒業後にジャズへと傾倒。レコーディング、コンサートの他、作曲、アレンジも手掛ける。

立岩潤三(パーカッション)
ダルブカ、タブラ、フレームドラム、トンバクなど中近東~インドを中心とした打楽器の演奏家。作曲、アレンジ、楽曲提供も手がけ、音楽ジャンルを超えた活動を国内外で展開中。

丸一仙翁社中

江戸太神楽

Maruichi Senoh Troupe

“Edo-Daikagura” Japanese traditional juggling and lion dance

出演プログラム:5月21日(日)赤城神社 夕暮れライブ

「丸一」は江戸時代から続く太神楽を代表する屋号の一つ。江戸城吹上の庭で将軍家の上覧に供する歴史を持つ。親方・丸一仙翁を中心に、ベテランから若手まで、獅子舞、傘の上で様々な品物を廻す曲芸や投げる曲芸などの諸芸は、世代を超えて幅広い観客の心を捉えている。正月には日本橋界隈を中心に昔ながらの町内廻りも行う。「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり」第一回目からの常連出演者として神楽坂でもお馴染みの存在。

真鍋尚之

Manabe Naoyuki

​“Sho” Japanese mouth organ

出演プログラム:5月21日(日)赤城神社 夕暮れライブ

作曲および演奏での受賞多数。伝統に根ざしながら独奏楽器としての笙の地位を確立させ、さらに超絶技巧を用いた作品の演奏で笙の魅力を飛躍的に発展させた。豊かな表現力で笙を自在に操る姿は「笙のパガニーニ」とも呼ばれ賞賛されている。文化庁文化交流使としてドイツを中心に笙の新しい可能性を追求した作品を作るための共同作業をおこなった。クラスノヤノスク国際室内楽音楽祭(ロシア)から笙と弦楽オーケストラのための作品の委嘱を受ける。2019年パラグアイ・アスンシオンにてオーケストラと声楽・合唱のための《Acosta Ñu》が初演。作品は世界中で演奏されている。

常磐津和英太夫連中

常磐津節 × 邦楽囃子

Tokiwazu Waeidayu Troupe

“Tokiwazu-bushi” music × “Hogaku Hayashi” Japanese traditional percussion

浄瑠璃:常磐津和英太夫/常磐津文字東勢
三味線:常磐津文字絵/常磐津文字東華/岸澤満佐志
藤舎千穂連中:堅田喜代実/福原千鶴/望月実加子/藤舍清穂/藤舍夏実/福原徹秋

出演プログラム:5月21日(日)赤城神社 夕暮れライブ

常磐津和英太夫
幼少期より五代目 和佐太夫に師事し、1987年 和英太夫の名を許され初舞台。1990年より歌舞伎公演に携わり、2016年9月 歌舞伎座「碁盤忠信」において歌舞伎タテ語りとなる。各種学校における伝統芸能普及活動など国内での演奏活動のほか、スイス・オランダ・アメリカ・メキシコ・中国・スペイン・チェコなど海外公演も多数行っている。古典芸能研究及び創作活動にも従事し現在、早稲田大学演劇博物館招聘研究員、聖学院大学・宇都宮大学講師。近著に『十代目松本幸四郎への軌跡』(演劇出版社)、歌舞伎新作に「幸希芝居遊」等がある。渋谷区伝承ホール寺子屋プロデューサー。

鳥羽屋里夕

長唄/司会

Tobaya Riseki

“Nagauta ”music / Navigator

出演プログラム:5月20日(土)ことほぎライブ(司会)

祖父・芳村五郎治、父・鳥羽屋里長は共に歌舞伎長唄の重要無形文化財保持者(人間国宝)。国内外における邦楽演奏会、NHKラジオ等への出演ほか、長唄三味線演奏家として一線で活動すると共に、国立劇場歌舞伎長唄研修、歌舞伎鳴物研修の講師として指導にあたる。また同時にラジオDJ・テレビレポーター・司会などフリーアナウンサーとしても活動。長唄普及のためのライブ活動「旬風。」を20年近く継続。現在、(一社)長唄協会理事ほか。

映像プログラム(演奏)
唄:芳村金秀/東音小林百合
三味線:鳥羽屋里夕/杵屋巳織/東音植松美名
囃子:梅屋巴/望月晴美/藤舎千穂/鳳聲千晴

シリル コピーニ

司会

Cyril Coppini

Navigator

出演プログラム:5月20日(土)芸能道しるべ/毘沙門天・夜会/5月21日(日)赤城神社 夕暮れライブ

フランス南部のニース生まれ。フランス国立東洋言語文化研究所で日本語・日本文学を学ぶ。1997年 在日フランス大使館アンスティチュ・フランセ日本に所属。上方落語の林家染太との出会いを契機に本格的に落語を教わる。2011年から落語パフォーマーとして活動を開始する。外国語で落語を演じる三遊亭竜楽のフランス公演への同行、フランス語圏でのツアーなど落語の海外普及にも尽力中。浅草東洋館はじめ日本各地での日仏両語落語公演の他、漫画の仏語版翻訳、クラブDJ等、多彩な分野で活動。(写真©Guillaume Batard)

観世喜正

Kanze Yoshimasa

Noh

出演プログラム:映像プログラム

観世流シテ方。父・三世観世喜之に師事し、2歳半より舞台に立つ。本拠地である神楽坂の矢来能楽堂を中心に、国内外での公演に多数出演。全国で門弟の指導にもあたり、能楽協会理事としても能楽の振興・普及に努めている。能楽堂以外での公演のプロデュースも多数手掛け、歌舞伎・クラシックなど他ジャンルとの競演なども行なう。公益社団法人観世九皐会理事。公益社団法人能楽協会理事。重要無形文化財(総合認定)保持者。

岡村慎太郎 + 岡村愛

箏曲

Okamura Shintaro + Okamura Ai

Shamisen + “Sou” Japanese harp

出演プログラム:映像プログラム

岡村慎太郎
生田流箏曲演奏家。第34回宮城会箏曲コンクール1位。第22回くまもと全国邦楽コンクール最優秀賞・文部科学大臣賞受賞。現在、エリザベト音楽大学非常勤講師、都立大江戸高校講師を勤め、演奏と探求において地唄箏曲界の一線で活躍中。

岡村愛
宮城道雄記念コンクール第一位など数々の経歴を持ち、夫の岡村慎太郎と共に演奏と指導両面で幅広く活動中。共に東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業、同大学大学院修了。

神田織音

講談

Kanda Orine

“Kodan” storytelling

出演プログラム:映像プログラム

高校時代から俳優として演劇と向き合い約10年後、神田香織に入門。2011年 真打に昇進。古典は言うまでもなく、福祉や相続、防災などの社会問題を題材にした新作講談に積極的に取り組む他、青春物や文芸物までその幅広いレパートリーは数知れない。落語会や地域寄席をはじめ、学校公演、ラジオ出演、企業のPRイベント等、講談という話芸を活かした様々な活動を全国各地で行っている。

ロバート キャンベル

アンバサダー

Robert Campbell

Ambassador

出演プログラム:映像プログラム

日本文学研究者。早稲田大学特命教授。ニューヨーク市出身。専門は江戸・明治時代の文学、特に江戸中期から明治の漢文学、芸術、思想などに関する研究を行う。主な編著に『よむうつわ 上・下』(淡交社)、『日本古典と感染症』(角川ソフィア文庫、編)、『井上陽水英訳詞集』(講談社)、『東京百年物語』(岩波文庫)、『名場面で味わう日本文学60選』(徳間書店、飯田橋文学会編)等がある。

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